初心者でもわかる四柱推命の見方(7)命式の相性と相剋の質と量と反剋

四柱推命の占い方解説

こんにちは。「嵐山・占い処の泰 りかです。京都の嵐山で個人鑑定をやっています。
四柱推命の初心者が占うための基礎・「相性と相剋の質と量で起こる反剋」について解説します。

四柱推命は、専門用語が多いので、暗記するしかありません。

できるだけ、解りやすくを心がけています。

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四柱推命の「命式」と「月支元命」

四柱推命の「命式」は、「八字」「四柱」とも言います

年の干支を一番右側に、生まれた時間の干支を一番左側に記入します。

日柱の天干を「日主」と言い、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸・の一文字が入ります。

月柱の地支を「月支元命」と言い、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・のうちの一文字が入ります。

日柱天干の「日主」・月柱の地支「月支元命」は、木・火・土・金・水、のどの五行なのか調べましょう。

「干は空間」・「支は時間」を表現するとされ、同じ空間でもその風景や環境は、時間によって変わる・変化すると、理解できていますか?

「月柱」の支「月支元命」に記入されている五行は、その命式の季節や時間を表し、「日干」のエネルギーの強弱と、命式の生き方を示す重要な場所となっています。

「相性」が多い人

「相性」が多い人は、物事がスムーズに進みやすいのです。
命式を分析する時、「相性」と「相剋」の法則を使うと、その「命式」の中でエネルギーがどんなふうに流れているかが、わかります。

特に、「命式」の上の段・「天干」がどのような関係になっているかに注目します。

例えば、「天干」が、甲丁己庚の順に並んでいる時は、「相性」の関係が順送りになっています。

年柱の「干支」甲から時間の柱の干支庚まで、年→月→日→時間と、前の「干支」に「相性」エネルギーをもらいながら自然に、滞りなくエネルギーが流れていると、想像することができます。

このような「命式」の人は、自分の努力が自然に報われる傾向があり、物事がスムーズに運んでいきやすいので、順調な人生を歩むとなり、生まれながらに恵まれた人・ラッキーな人となります。

身体的にも、エネルギーが途中で停滞することがないので、健康も心配ありません。。

陰陽五行、木火土金水ができるだけ、「自然のまま」を理想とする考え方が基本となっています。

「相剋」が多い人

「相剋」となる「命式」人は、葛藤が多く忍耐・努力が必要です。

例えば、「天干」が年柱から、甲戊癸丙と並んでいる命式を見てみましょう。

甲は樹木・戊は山土・癸は雨・泉・丙は太陽。

木剋土・甲木が戊土の養分を吸い取り、忍耐力と安定感が薄れる
土剋水・戊土は壬水の川の流れを止め、柔軟性を発揮できない。
水剋火・癸水の雨・雨雲で丙の太陽が輝けず、活発な行動力を発揮できない。
相剋の関係が隣り合っています。

剋のエネルギーは相手に対して、強い欲求を押し付ける厳しいエネルギーとなり、葛藤がうまれやすく、エネルギーを奪われてしまうので、自分の良さを発揮できにくい、となります。

これは、相手に合わせすぎたり、良かれと思ってした気遣いが思いがけない受け止められ方をして、振り回されて疲れてしまうなど、自分の良さを発揮できません。

「相剋」の多い「命式」の人は、エネルギーを無駄に使っているような、空回りを感じやすい傾向となります。

「相性」「相剋」の質と量

「干支」と「干支」の関係は、「質」だけでなく、「量」も観る必要があります。

「干支」と「干支」の関係の「質」とは、「木の性質」は「土」を剋すことができるので、木は土よりも強い」という意味。

「干支」と「干支」の関係の「量」とは、「干支」と「干支」それぞれの強さを見て判断します。

木と土の場合ですが、「木の性質」的には木が強いのですが、「量」的に見た時は「土」が強いと見ることもあり、剋の逆転となります。

「干支」の「量」の見方

「日干・身」を戊土として、日干の周り・特に「日支」と「月支」に同じ五行の土があれば、「日干・身」が強いと言います。

その隣に甲木が1本だけあって、日支・月支に木の寅・卯がない時は、強い山土が細い木を「反剋」となります。

これは、チャレンジャー気質が強く働き、戊土の強い意志と忍耐力で、叶うまであきらめることなく挑戦し続けます。

「日干・身」を甲木として、

「日干・身」の甲木だけで、周囲に木がなく、戊土の周囲(特に月支)に土がたくさんあったら、「土」強いとなります。

これは、堅い岩山に細い苗木を植えるような風景となり、木が硬い岩山に根を張るには大変なエネルギーが必要となり、根を張ること事ができませんが、大運や年運に「寅・卯」の木が来るのを待ちます。

時期を待ちながら、知識や才能を磨いて、タイミングを待たないと枯れてしまうかもしれません。

これを、「反剋」と言います」

反剋・印

「日干・身」を戊土として、日干の周り・特に「日支」と「月支」に同じ五行の土があれば、「日干・身」が強いとみます。

この強い土の命式に、火が1個ある時、土から火は印星なので、母親や指導者などの導いてくれる人の意味があります。

本来は、火生→土と「相性(そうしょう)」の関係で、指導者や有力者のアドバイスを素直に受け入れて、成功に導かれる、となるのですが、「量的」に「日干・身」の土の方が強いため「熟考型」となる慎重派・決断するのに時間がかかります。

そして、結局、自分の思い通りにする傾向となります。

特に、土の人は「安心」「安定」がモットーで慎重すぎて、動きかた・行動派はゆっくりなのです。

人の内面を見るときの参考にしてください。

五行の関係の記事はこちら↓

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追記
四柱推命と表現するのは日本だけで、中国で「子平」や「八字」と言われていたものが、江戸時代に日本に伝えられて日本独自の発展を遂げたもので、様々な流派、様々な解釈があります。
このブログの解説も、これが絶対正しい!と言い切るものではなく、いち解釈のひとつと思ってください。
もし機会がありましたら、他の占い師の解釈や解説にも触れて頂くことを、お勧めします。
そしてこのブログが、「四柱推命」や「陰陽五行」に興味を持つきっかけになりましたら、とても嬉しいです。

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