初心者でもわかる四柱推命の見方6陰陽五行の関係・比和・相生・相剋

こんにちは。「嵐山・占い処の泰 りかです。京都の嵐山で個人鑑定をやっています。
四柱推命に興味がある初心者さんが占うために、陰陽五行・五行の「関係」を理解できるかどうかが、重要な課題となり、覚えなくてはならない基本中の基本となります。四柱推命は、専門用語が多いので、暗記するしかありません。

できるだけ、解りやすくを心がけています。

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五行の関係

これまで、干と支について解説してきましたが、四柱推命で占うには、「陰陽五行説」の五行のそれぞれの「関係」を理解することができないと占うことは難しいのです。

陰陽五行の関係の基本的なものとして、「相生」と「相剋」があります。

この二つの法則で、「木・火・土・金・水」の五種類の「気」の五行が、お互いにどのような影響を与え合うのかを理解しましょう。

五行のそれぞれの「意味・特徴」と「関係」は、四柱推命で占うためにはとても大切な考え方となりますので、しっかりと覚えましょう。

比和(ひわ)

木と木、火と火、土と土、金と金、水と水の同じ五行同士の関係を「比和」と言います。
同じ・対等・エネルギーが増える、などの意味があり、同じでなくなる時は、その「関係は壊れる」となります。

同じ五行どおしは「助け合う関係」と考えられ、同じ気が並ぶことによって、その気が強くなることを言い、「幇(ほう)」とも言います.

陽干は幇の働きがあるとされますが、陰干にはありません。

相生(そうしょう)

相生の関係は、五行が五行を生むという関係となり、母親と子供に例えられます。
母親が一方的に子供に尽くす・自分のエネルギーを与える・愛情を注ぎ、エネルギーを強めてサポートします。
子供はエネルギーを貰うことを当たり前と受け止めて、助けてもらう関係です。

与える方を「洩気(えいき)」、貰う方を「生じられる」と言い、順送りに相手に「尽くす」、陽の関係。

万物を五つの「気」に例え、エネルギー循環の意味を表す「相性(そうせい)」の法則は、無限のサイクルとなって自然に次の気の元素を生みながら、円滑にエネルギーをつないでいくというものです。

「生じる」又は「洩気」

安定してエネルギーを供給する「相性」関係

木生火(もくしょうか)
太古の昔、木と木を擦りあわせて、火を起こした。
木は薪として燃えて、火を燃やし続ける・火を生む。

火生土(かしょうど)
火が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。

土生金(どしょうきん)
土の中から、鉱物・金属は育まれ掘り出される。

金生水(きんしょうすい)
金属の表面に、凝結すると水滴が浮かんでくる。

水生木(すいしょうもく)
木は生命・水によって養われ、潤いを保ち成長する。

自然の流れで、休むことなく、循環していきます。

相剋(そうこく)

「剋」とは、「相手を倒す」「相手に勝つ」「相手より優れている」という関係で、五行が他の五行を攻撃する「力関係の優劣」の関係。

剋される関係は、日干からの「通変星」は「財星」となり、男性からみた、「女性」「妻」という意味があります。
これは、男性・夫は女性・妻に「従順」を求めるという、男尊女卑の考え方。

攻撃される五行は、当然傷つき力が弱まります。
ただし、
攻撃する五行も自分のエネルギーを使って攻撃するわけですから、力が弱まるということも考えられます。

「剋す」とは、

相手を傷つける、やっつけるという、衝突や葛藤で刺激を与えます。

木剋土・木は、土に根を張って養分を吸い取る。
火剋金・火は、金を溶かして形を変える。
土剋水・土は、水の流れをコントロールする、濁らせる。
金剋木・金は、刃物とんって木を切る。
水剋火・水は、火を消してしまう。

「剋される」とは


一方的にコントロールされる関係を「剋される」と表現します。

木は、金属・刃物で切られる。
火は、水をかけると消える。
土は、木の養分を取られる。
金は、火で溶かされる。
水は、山(土)崩れで流れが止まる。

「相生の関係」があれば、当然のように「相剋の関係」もあります。

「相生」の関係は、母と子の関係を例えとされるように「無意識・自然」に生ずる関係です。
しかし、
「相剋」の対峙する五行の関係は食うか食われるかの緊張感が張り詰めた「有意識」となり、相手を支配・コントロールしたいなど、意識していることになります。

「相剋」は、むやみに相手を倒そう・傷つけようと思っているわけではなく、「相手が気になってしようがない」「自分の思うようにしたい」という欲求が強く、恋愛・男女関係において効力を発揮しています。

甲己・
丙辛・
戊癸・
庚乙・
壬丁・

まとめ
1五行の関係には、比和・相生・相剋がある。
2「比和」とは、同じ五行の陽干支だけの関係で、対等・兄弟姉妹や友人・仲間の意味でエネルギーは強くなる。
3「相生」は木が火を、火が土を、土が金を、金が水を、水が木を生む・助ける関係。
4生じる・洩気とは、自分が生む、エネルギーが洩れる、子供。エネルギーは減る。
5生じられるとは、自分を生んでもらう親、エネルギーを与えてくれ、エネルギーは強くなる。
6相剋は、木が土を、火が金を、土が水を、金が木を、水が火を攻撃する関係。
7相剋は、剋す側も剋される側もエネルギーが減る。
8剋す・財気とは、制限し、コントロールする・したい。男性から見た女性。
9剋される・剋気とは、制限され、コントロールされる。女性から見た男性。

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