四柱推命の見方を解説します。
例として、山中伸弥教授のうつ病を患った時期がどんな運勢だったのか?
命式と大運や年運の関係を解説してみたいと思います。
山中伸弥、1962年9月4日命式
寅卯空亡
年 壬寅甲 印綬劫財 帝旺 辰巳
月 戊申庚 正財正官 胎 寅卯
日 乙巳丙 傷官 沐浴 寅卯
〔大運〕順旋1年3ケ月
01歳 4ケ月 ~ 10歳 己酉 偏財 絶
11歳 4ケ月 ~ 20歳 庚戌 正官 墓
21歳 4ケ月 ~ 30歳 辛亥 偏官 死
31歳 4ケ月 ~ 40歳 壬子 印綬 病
41歳 4ケ月 ~ 50歳 癸丑 偏印 衰
51歳 4ケ月 ~ 60歳 甲寅 劫財 帝旺
61歳 4ケ月 ~ 70歳 乙卯 比肩 建禄
乙巳(きのと・み)の性格
乙巳丙 傷官 沐浴
思い込んだら一直線に進むタイプの行動派。
ご自分でも、すぐに新しいことをやりたくなる飽きやすい性格だとおっしゃってます。
逆に考えれば切り替えが早いとか、執着しない人。
自分の意識が行動に素直に表れる純粋・正直な性格で、態度や言動に気持ちそのまま出てしまう人。
年壬寅甲 印綬劫財 帝旺
月戊申庚 正財正官 胎
日乙巳丙 傷官 沐浴
大運:21歳~ 31歳 辛亥
辛亥 偏官 死
「辛(かのと)」は、陰星の金星で、宝石・貴金属がイメージ。
また、甲・乙の木星との関係は、金属の刃物・植木屋さん。
「亥」は11月を表す陰の水星・季節は初冬。
寅・申・巳・亥の四長生が揃う特殊な運気で、「転換期」運
1989年(27歳)・己巳・偏財・沐浴
大阪市立大学大学院に入学。
当初はいずれ臨床医に戻るつもりだったそうです。
1991年(29歳)辛未・偏官・養
1992年(30歳)壬申・印綬・胎
約半年間、大阪市立大学の関連病院で週1回、午前中外来、午後に手術を行っていた。
指導教官は
「非常に優秀ながら時間を効率的に使い、適当な時間になると研究を切り上げ帰宅していた。
「誰にでも好かれるさわやかな性格だった。」
と話しています。
しかし、
他の医者と比べて技術面で不器用なことから、指導医からは時に罵倒され、周囲から「レジスタント」
「ジャマナカ」と揶揄されることもあり、臨床医には「向いていない」と感じる。
そして、重症になったリウマチの女性患者を担当し、患者の全身の関節が変形した姿を見てショックを受けたことが重症患者を救う手立てを研究するために研究者が向いていると気が付き、方向転換。
研究者を、志す。
大運31歳~ 40歳 壬子
壬子・印綬・病
「壬(みずのえ)」は陽の水星で川や湖・海がイメージ。
「子(ね)」は12月を表す陽の水星
大運の壬子は干支ともに水星で、十二運は「帝旺(ていおう)」
真冬の北海道?大雪注意報と想像されます。
年運が、春・夏の季節は心配ないのですが、秋・冬の季節は秋風の寒いお天気や大雪が降るかもしれません。
乙の木星は、精神や神経の意味があり、壬子の大きな水、水につかる運は、根腐れを起こして精神的に落ち込みやすい傾向?
1993年(31歳)癸酉 偏印
癸酉 偏印・絶
論文 “Putative Mechanism of Hypotensive Action of Platelet-Activating Factor in Dogs”
(「麻酔イヌにおける血小板活性化因子の降圧機序」)を提出。
博士(医学)の学位を取得。
学位取得後は、どうやったら人の3倍研究できるかを考えて研究に従事。
ほとんど寝ずに研究を行うことも多く、ハードワークでは誰にも負けない自信があったという。
科学雑誌上のあらゆる公募に応募し、採用されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所へ博士研究員として留学。
トーマス・イネラリティ教授の指導の下、iPS細胞研究を始める。
1996年(34歳)丙子
1996年(34歳)丙子・傷官
日本に 帰国。
大阪市立大学薬理学教室の助手に就任。
当時はiPS細胞は役立つ研究でないと批判される毎日が続き、半うつ病状態になってしまったそうです。
帰国して日本学術振興会特別研究員 (PD) を経たのち、
日本の医学界に戻り、岩尾洋教授の下、大阪市立大学薬理学教室助手に就任。
しかし、(就任直後当時の)研究環境の米国との落差に悪戦苦闘の日々が始まるようになる。
アメリカ合衆国と異なりネズミの管理担当者がおらず、ネズミの管理に忙殺された。
また当時は、iPS細胞の有用性が医学研究の世界において重視されておらず、すぐに役立つ薬の研究をしなかったため、周囲の理解を得られずに批判される毎日が続き、半分うつ病状態になった。
本人は当時のこの状態をPAD(Post America Depression=米国後うつ状態)と呼ぶ。
1997年(35歳)丁丑・食神
1998年(36歳)戊寅・正財
1999年(37歳)己卯・偏財
卯は3月を表す木星
やっと暖かい陽射しを感じる季節になりました。
12月 奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授
2000年(38歳)庚辰
2001年(39歳)辛巳
2002年(40歳)壬午
大運・41歳 ~ 50歳 癸丑 偏印
癸丑 偏印 衰
2003年(41歳)癸未・偏印
科学技術振興機構の支援を受け、5年間で3億円の研究費を得て、研究に従事。
アメリカ時代と似た研究環境の中で再び基礎研究を再開。
奈良先端大では毎朝構内をジョギングして、体調管理に努める。
研究費支給の審査の面接をした岸本忠三は
「うまくいくはずがないと思ったが、迫力に感心した。」。
2004年(42歳)・甲申・劫財
奈良先端科学技術大学院大学でiPS細胞の開発に成功
京都大学へ移る。
8月から、カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上級研究員を兼務、
同研究所に構えた研究室と日本を月に1度は往復して、研究を行う。
2005年(43歳)乙酉・比肩 巳酉丑
2006年(44歳)丙戌・傷官
8月25日の米学術雑誌セルに京都大学再生医科学研究所教授の山中伸弥と
特任助手だった高橋和利(現、講師)らによる論文を発表。
2007年(45歳)丁亥・食神
2007年11月21日、
ウィスコンシン大学の研究に支持を表明するなど世界中で注目を集める。
日本政府も、同年11月23日、5年で70億円を支援することを決定
2006年(44歳)丙戌
2012年(50歳)壬辰・印綬
ノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞
51歳~ 60歳 甲寅 劫財 帝旺
2014年(52歳)甲午・劫財
新経済連盟イノベーション大賞の授賞式
2018年(2017年・55歳)丁酉・食神
1月
iPS細胞研究所の特定拠点助教が研究不正行為を行ったことが2018年1月に認定された。
その監督責任で処分されるとともに、当面の給与を自主返上
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