四柱推命の見方!金水傷官など傷官の五行関係と特徴

四柱推命の占い方解説

四柱推命の通変星の一つに「傷官」があります。
官を傷つけると書いて、傷官。

「傷官」は、個性が強いと言われ、
特に女性に傷官があると、
結婚運が悪いとされ
嫌われてきました。

しかし、

傷官も使い方を間違えなければ、
そんなに怖がる事はないと思っていま
官とは、正官のことを言い、
一般的には仕事をみます。

そして、
女性にとっては夫や結婚運を
みます。

傷官は、官を傷つける・破る
という意味があります。

男性の命式に
「正官」と「傷官」が一緒にあったり、
大運や年運に巡ってくると、
仕事を辞めてしまいたいと思うような
トラブルにみまわれるなど、
仕事運が落ち着かない環境に
なりやすいと言われます。

そして、
女性に傷官があると、正官の男性を傷つける
夫の運勢を弱めるとか、結婚生活に支障が
出やすいと考えられてきました。

今回は、五行関係でみる「傷官」について。

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傷官の性格

「傷官」は細かいところに気が付きすぎるなど
神経質な傾向があり、気を使いすぎる繊細で
傷つきすいところがあります。

長所は、非常に頭の回転が速いこと。
勘が鋭く閃き型、表現力豊かな人が多く、
芸能界やスポーツなど、得意な才能を
磨いて活躍する人が多いです。

短所は、「傷官」は、不平不満の星と言われます」。

プライドが高く協調性が弱い傾向があり、
自分が思った以上に言葉が鋭かったりして、
自分から孤立したり、トラブルを
起こしやすい傾向があります。

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五行による傷官の特徴

木火傷官(もくか しょうかん)

  
日干木(甲・乙・比肩)
甲・乙からみた傷官は、丙・丁火。

木火傷官は、正官(庚・辛)が
あることを喜ぶとされます。

木生火の命式は、甲・乙の木を
庚・辛の金で適当な大きさに
切ることによって
火が燃えやすくなると考えます。

日干が甲・乙で、丁・丙が傷官の時は
正官の辛・庚が強いとうまくいきます。
   
日干の木気が火気の傷官を生じて、
火木が金気の官星を鍛錬します。

そして、世の中の役にたつ商品
名刀やハサミなど刃物を創るのです。

良く切れる刃物は、
伸び放題の木の枝葉の手入れをして、
観賞に堪える松や梅などの庭木や、
床柱など一級品の材木をつくります。

木火傷官は、木・火・金の
エネルギーバランスが良い時は吉に働き、
財や名誉を得ることができます。

しかし、
甲木のエネルギーに比べて、
火と金のバランスが悪いときは、
物事がうまく進まない傾向がでます。

木火傷官の性格

 
「木火通明」と言われます。
感が鋭く、切れ者と言われる人です。

それに、豊かな表現力の才能の
持ち主とも言われます。

人気運も持っていますが、
感情の起伏が激しい傾向が
でると継続性に欠けることに
なるかもしれません。

火土傷官

日干が丙にとって、己土が傷官。

日干が丁にとって、戊土が傷官。

日干が丁火で、「火炎土燥」の時、

燃え盛る火に水をかけると
爆発を招くことになるかもしれない。

計算違いの災いを招くことに
なるかもしれません。

「燥の土を潤すとも末だ美となさず」
と言われます。

日干の丁火が甲木を燃料に
燃えてできる土は、「灰」です。

灰は、作物を育てる畑の土とは違います。

潤いのある栄養豊かな土壌として
使うことはできないのです。

それに、硬く重い石になることもできません。

傷官は、四柱に一つだけあること。
そして、エネルギーが弱いことが、理想的。

戊土の傷官が多いときば、
金の財星に洩らすこと。

または
水の官星を剋す・木の印星から
剋されることによって、
バランスをとることができます。

そして、甲・乙の印星が強い時は、
戊己の傷官を尅して、吉に働きます。

丙火が強く、真夏の陽ざしが強烈な
かんかん照りのお天気になると、
水不足になって、己土の田や畑は乾燥して、
植物がしおれてしまいます。

己土に水分がなくなりひび割れて
作物が育たないこの状態は
「火土夾雑(かどそうざつ)」
と言われます。

こんな時は、物事が思うようにならず
余計なことに神経を使うことになり、
イライラして短気な性格がでやすく
乱暴な行動になる傾向がでます。

こんな時は、余計なことをせず、
やらなければいけない事を
やりながら、ひたすら慈雨が
降ることを願うしかありません。

土金傷官

日干が戊・己から、
傷官は庚・辛の金気。

日干が戊土のとき 
辛(かのとの金)が傷官 

己土の時 庚(かのえ)が傷官

土金の傷官は、命式の中にある甲・乙の
「正官が去る」
とき、歓びとなるとされています。
(戊・辛・甲、己・庚・甲)
金の傷官が強すぎる時は、
甲・乙木の官星が命式に無いほうが、
波乱の少ない人生を送るとされます。

これを、「官去って吉」と表現します。

金は五行の中で一番硬い物質の金属
例えば、刃物。

また、庚・辛は、甲・乙木の正官に出会うと、
金気にとって甲。乙の植物は、
切りたい、切って自分の思うような
姿・形にしたいという関係になるのです。

硬く強い金属と、柔かい植物との関係では、
硬い金属の刃物に植物は勝てません。

金は木の枝葉を切り払って、高級な建築材と
なるるのが理想です。

しかし、切りすぎては使い物になりません。

庭の植木をハサミで剪定する時も枝や葉の
切り方を間違えると、木は育ちません。

間違って根元から
切ってしまうこともあります。

松や梅の姿が不恰好になったら、
鑑賞に堪えることができませんし、
枯れてしまうかもしれません。

戊・己が日干の場合の「傷官」
庚・辛金は、弱いことを喜びます。

土金傷官の人は、「土金育秀」と言われ、
人を育てるのが上手だとされます。

しかし、
忍耐・努力を信条とし、人を頼ることが
苦手・下手な傾向があります。

金水傷官

日干が庚(かのえ)金の「傷官」は癸。
日干が辛(かのと)金の「傷官」は壬。

「金水傷官、正官を拒まず」
金水傷官の命式は、
丙・丁の「正官」があることを喜びます。

金水傷官、冬令に於て生ず。
金寒水冷。調候なす急。
正官 を見ざれば可ならず。

庚・辛の金気の特徴は、五気の中で
一番硬く強い物体です。

壬・癸水の傷官に尅されて、
良器となると言われます。

しかし、

庚金を溶かす火が強過ぎたり、
辛金を磨く水が弱すぎるときは、
実力不足となります。

庚・辛金の傷官、壬・癸は
丙火と丁火が必ず必要となります。

11月、12月生まれの命式は、
雪が降る冬の寒い季節の風景。

暖かい陽射しの丙の太陽や
たき火の丁火を喜びます。
(庚・癸、丁、辛・壬。丙)

金水傷官は、「金水清白」と表現され、
理性的・合理的で感が鋭く、頭脳明晰な
智的雰囲気を持つ人。

冷静な判断力に優れていると言われます。

短所は、細かいところまで気が付き
気配りできることが当然の人なので
人ができない事が理解できない。、

人の欠点を見過ごすことができない。
融通が利かない傾向があります。

丙・丁がなかったり、エネルギーが
不十分な時は、実力不足の粗削りの性格で
向上心が薄い傾向。

または、頭が良すぎて策に溺れたり、
悪知恵を働かせる浅はかな傾向がでて、
せっかくの才能を無駄にしてしまいそう。

金水傷官は美人?傷官を持つ58人の美人女優と有名人の誕生日と命式
金水傷官生まれの人は美しい容姿と優秀な頭脳の持ち主と習いました。 また、「傷官」を持つ女性は、性格がキツイというイメージがちらつきますが。 さて、本当でしょうか?

水木傷官

日干が壬(みずのえ)の傷官は乙(きのと)。
日干が癸(みずのと)の傷官は甲(きのえ)。

水木傷官は、丙・丁の財星と、戊・己の
官星が揃ってあることと、強いことを
喜ぶとされます。
(丙・壬・乙・戊、丙・癸・乙・己)

水気の特徴として、

清らかで冷たい。
流れて動く
器によって形を変える
という特徴があります。

冷たい水を温める丙・丁火の財星と、
水の流れをコントロールする堤防の戊
水を入れる器の己(つちのと)土の官星、
を喜びます。

財・官が多過ぎるときは、財や官殺に
従う事が良いとみる場合もあります。

しかし、

月支が日干と同じ五行となる時は、
「根」があると表現され、
日干が旺じて強いとか、中和として
普通に鑑定します。

しかし、日干の十二運が死や絶の場合は、
エネルギーが更に弱くなるため、
「逃気背禄」の傾向となります。

「水木清奇」と表現されます。
水木傷官の人は、冷静な判断力を持ち、
臨機応変な対応ができる人。

常識を踏まえて、どんなことでもソツなくこなす
能力の持ち主で、情に厚い性格の人です。

しかし、バランスが悪い時は、
情に流されやすいとか、
情にもろいところがでて、失敗します。

      

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