初心者でもわかる四柱推命の見方(4 )六十干支の「十干」の特徴を徹底解析

四柱推命の占い方解説

こんにちは。「嵐山・占い処」の泰 りかです。京都の嵐山で四柱推命と手相で占いをやっています。
四柱推命に興味がある初心者さんが占うための基礎講座(4)は、六十干支の「十干の基本と特徴」を、解説させていただこうと思います。
四柱推命は、専門用語が多いので、暗記するしかありません。

できるだけ、解りやすくを心がけています。

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五行十干の基本と特徴

六十干支を構成する「十干」の基本的なことについて解説していきます。

五行の基本・リンクはこちらです

https://arasiyama-tai-rika.net/shichusuimei%e2%80%90gogyo-no-kihon/

日本で「干支」と書けば、干支(えと)の十二支(じゅうにし)を思い浮かべるでしょう。

しかし、

四柱推命には「六十干支」という、10個の「干」と12個の「支」となる十二支(じゅうにし)を組み合わせたものを、干支(かんし)と表現され、60個あります。

干が上で支の干支(えと)を下にして、順番に組み合わせるのですが、干支(えと)が干(かん)の上になるという組み合わせはしません。

また、干の文字と干支(えと)の文字で、下記にあげた文字は、よく似ていて、間違えやすいので注意深く見て、覚えましょう。

「干」    「干支・(えと)」
甲(きのえ) と申(さる)
己(つちのと)と巳(み)
戊(つちのえ)と戌(いぬ)

六十干支の「十干」の基本

できるだけ風景などにイメージすると、覚えやすいのでは?と思います。

干は、木・火・土・金・水の五行と、五行の「陰と陽」に分けて10個になります。

五行と陰陽の干・四柱推命用語
木の陽は、甲・ 甲木(こうぼく)
木の陰は、乙・ 乙木(おつぼく)
火の陽は、丙・ 丙火(へいか)
火の陰は、丁・ 丁火(ていか)
土の陽は、戊・ 戊土(ぼど)
土の陰は、己・ 己土(きど)
金の陽は、庚・ 庚金(こうきん)
金の陰は、辛・ 辛金(しんきん)
水の陽は、壬・ 壬水(じんすい)
水の陰は、癸・ 癸水(きすい)

万年暦やネットの命式作成で、ご自分の命式を調べましたか?

日柱の天干にある「干」が「日主」となり、自分を表しています。
「干」の意味と自分の「干」を照らし合わせてみましょう。

甲・甲木

樹木がイメージ。
高い空を見上げるように上に伸びようとする向上心。
伸びることを邪魔されること、束縛や命令されることを嫌う。
自分の生き方・考え方を大切にする。
真面目過ぎ、頑固で融通が利かない。
木は生きている「生命」という意味があり、感情的・情にもろい。
自立・独立型。

乙・乙木

草花やツル系植物がイメージ。
浜ヒルガオや水仙のように横に広がる群生する、社交型。
ツル系植物・藤の花のようにりっぱな「樹木」に守られて高いところを目指す。
乙木は人間関係や仲間を大切にする。
外柔内剛、柔和に見えるが芯は強い。
自分の立場や居場所を守るためには、しぶとく粘る。
根回し上手でちゃっかりしたところも。

丙・丙火

太陽がイメージ。
スケールの大きな生き方を望む。
大まか・大胆・積極的な行動力
明るく照らす・熱い陽射しは情熱的。
太陽は昇ったり、沈んだりの気分屋さん・ムラがある。
ひなたぼっこのように大らかだったり、白黒つけたい、厳格なところを併せ持つ。

丁・丁火

たき火や電灯がイメージ。
足もと・近場を暖かくする。
炎は少し気の流れにも揺らぎやすく、気分も揺れる・不安定。
燃え広がると全てを焼き尽くす、激情型もある。
危うい雰囲気と内に秘めた情熱、繊細と大胆の不思議ちゃん。
内面に矛盾や葛藤があり、儚さや不安定さを感じさせる。
警戒心が強い。

戊・戊土

山がイメージ。
動かない・動じない・まじめで誠実。
どっしりとして安定感はあるが、変化に順応するのが苦手。
山の植物を育て動物の営みを支えることから、奉仕の精神旺盛。
山は高いところから人を見下ろす、支配すると受け取られることも。
生態系の土台、安心・安定・安全を意識する。
土の中にいろいろなものが埋まっていることから、ものやお金が集まる・集める・蓄財。

己・己土

大地がイメージ。
全てを受け入れ尽くす、優しい包容力の母性型。
甘えたい傾向があり、一人では発展が難しい。
生物の、生と死の循環を助け、再生させる。
埋蔵する、始末か・ケチ?、
必要なものは全て揃っているという意味で、多芸多才。
土は季節に準ずることから常識的で無理はしない。
土は忍耐努力型、やり方の違いで実りに差が出る。

庚・庚金

金属・鋼鉄がイメージ。
硬く、冷たい雰囲気で、現実的・合理的。
熱で溶かされ、叩かれ・鍛錬されて文明の利器となる。
刃物・刀剣などの武器は、名刀にもなまくらにも。
正義感が強く、自己犠牲を厭わないところも。
下手な正義感で暴走することもある。

辛・辛金

宝石・貴金属・高級品がイメージ。
グレードの高い宝石ほど、プライドが高く、一流を求める。
傷付く事が怖い、慎重は。
芸術、芸事、豊かさなどを求め、生活感を避ける。
プロに徹し、見えない所で努力する姿は見せない。
結果にこだわる。
世間体と権力を気にする。

壬・壬水

海や川がイメージ。
生命の生まれるところ、という意味から世話好き。
知性派・積極的な行動力で体験しながら学ぶ。
じっとしていられず、忙しい環境を好む。
探求心つよく、知らない場所にワクワク。
閉じ込められるのを嫌い、自然に任せる。
状況に合わせて臨機応変に対応する能力にたける。

癸・癸水

雨や井戸水がイメージ。
生命が生きるための恵みとなり、命を育くむ。
来るものを拒まず・去る者を追わず。
冷静・現実的、損得はそこそこ考えて行動する。
知識欲が旺盛。
頭脳は常に活発な思考と精神と知恵の人。

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まとめ

覚えるコツは、それぞれの風景をイメージすること、そして、言葉にしていきましょう。

五行「木」は「生命」
陽は甲・甲木。上に向かって伸びたい樹木
陰は乙・乙木。横に向かって広がりたい草花。

〇五行「火」は「熱」
陽は外側を照らし暖める太陽。丙・丙火。
陰は内側を照らし暖める灯火。丁・丁火。

〇五行「土」は「山」「大地」
陽は生態系の土台である山。戊・戊土。
陰は生と死の循環を支える大地。己・己土。

五行「金」は「道具」
陽は溶かされ鍛錬されて道具となる鋼。庚金。
陰は磨きをかけ輝く宝石・辛金。

五行「水」は「知」
陽は流れて生命を生む、海・川・壬水。
陰は循環し恵みとなる雨や井戸水・癸水。

色分けすると、覚えやすいのでは?

次回は「支」について・
お楽しみに。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回もよろしくお願い致します。

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