丙(ひのえ)から見た他の五行十干との相性や関係について、恋愛や結婚・仕事のパートナーなど、解説させていただきます。
丙は、五行の「陽の火」の性質を持ち、五行十干の中では1番華やかで明るい太陽がイメージ。
四柱推命では生まれた日の五行・「日干」どうしの関係から簡単な相性や関係を想像する事が出来ます。
では、丙(ひのえ)と他の五行十干の相性、あなたはどう受け止めますか?
丙(ひのえ)の特徴
丙(ひのえ)は、自然の物に例えるなら暖かい陽射しを振り注ぎ、光り輝く「太陽」がイメージです。
丙(ひのえ)の陰・陽は「陽」タイプで、五行は「火」。
太陽は、「唯一人間の手が届かない存在」ですから、プライドの高さは天下一品!人の下に付くことを極端に嫌います。
「暑い陽射し」「明るい輝き」などから、華やかでエネルギッシュ、明るく情熱的・積極的な向上心の持ち主。
特に、春と夏生まれの「丙」さんは、自然に注目が集まる目立つ存在の人が多いようです。
丙火と甲(きのえ)樹木との相性
丙は陽の火星・太陽がイメージであり、五行の中でも、唯一人間の手の届かない場所にあって、仰ぎ見られる存在。
甲木は、太い幹の樹木・松や桜・梅の木などがイメージ。
丙火は、甲木に暖かい陽射しを届けて、育てるのが使命。
太陽の陽射し、エネルギー次第で甲木の成長に影響があり、丙の太陽のご機嫌・性格次第の関係。
太陽のエネルギーが強過ぎると、甲木は潤いがなくなって、瑞々しさが失われ、乾燥して元気を失ったり、枯れてしまいます。
丙(ひのえ)火の太陽が、いかに甲木の環境や現状を理解しようとするか?が課題。
丙の太陽と乙(きのと)草花との相性
太陽と草花の相性・関係です。
丙の太陽は、乙の草花に暖かい陽射しを届けて、育てる関係。
乙の草花にとって、太陽の陽射しはきれいな花を咲かせるためには、なくてはならない大切な存在です。
太陽の陽射しが強すぎると乙の草花がしおれたり、枯れてしまいます。
丙(ひのえ)の陽射しのコントロール次第で、乙の植物はその魅力を発揮することができるかどうかが決まります。
丙(ひのえ)の太陽が、乙のお花の環境や心境を気遣うことができるかどうかが、「課題」
それによって、乙のお花は、「癒される」存在になるでしょう
丙(ひのえ)太陽と丙の太陽との相性
丙の太陽と太陽の関係です。
自然界に太陽が二つ存在することは、考えられません。
太陽と太陽、同じ「十干」の通変星は「比肩」で、友達や兄弟・同僚・ライバルなどの意味があります。
明るく輝くエネルギッシュで前向きな性格の兄弟・友人は、一緒にいて会話も弾みとても楽しい存在となります。
しかし、
太陽が二つ・リーダーが二人は要らないので、適度な距離の取り方が必要だったり、どちらかが、譲ることが必要です。
特に、仕事での関係などで、優劣を争う環境では、強烈なライバル関係となりそうです。
丙の太陽と丁(ひのと)のたき火との相性
丙の太陽と丁のたき火の火の関係です。
同じ火の五行ですが、丁は陰の火ですから、性格や特徴は大きく異なります。
丙の太陽が広範囲に陽射しを届けるなら、丁火のたき火は、足元をや手を暖める存在。
その力量・エネルぎーや働きは、まったく違うので、お互いの存在を認めあえるかどうかが、「課題」
また、太陽が輝いている間は、丁火は「月」や「電灯」というイメージもあり、丁火は影が薄い存在となり、魅力を発揮できません。
夜になって、太陽が沈み、月あかりが有難いとされ、電灯が必要となります。
同じ火の五行でも、その働きは違いますから、お互いを尊重することができれば、良い相性となるでしょう。
丙の太陽と戊(つちのえ)山土との相性
戊は、高い山がイメージです。
丙の太陽と戊の山との関係です。
太陽の陽射しが山岳を照すように、丙の太陽が戊土を暖め万物を育てる風景となり、よい相性の傾向とみます。
しかし、
戊の山が高すぎるなど、戊土の環境によっては、丙火の太陽は、山陰に隠れる「夕日」となることもあり、一概に「丙」の太陽次第とはならないようです。
戊土は山ですから、「動かない」のが特徴。
「臨機応変」な対応ができません。
真面目ですが、融通が利かない不器用な性格の人が多いので、丙火の太陽に母親のような「包容力」が必要です。
丙の太陽と己(つちのと)田畑との相性
己は、「平地」「大地」「田畑」がイメージ。
丙の太陽と己の田畑の関係です。
己の田畑・大地は太陽の温かい陽射しを受けて、作物や花を育てます。
丙の陽射しが熱すぎると、「大地」は乾燥して潤いがなくなり、植物を育てることができず、その本領を発揮できません。
丙の太陽のエネルギーのコントロールが必要な関係、丙の太陽次第となります。
丙の太陽と庚(かのえ)鋼鉄との相性
庚(かのえ)は陽の金星。
山の中から、掘り起こされたばかりの「鋼鉄」や鍛錬されていないとか鍛錬不足の「金属製品」、斧や刃物・乗り物など。
丙の太陽と庚金との関係です。
丙火の太陽は、暖かい陽射し誰かれなく与える存在で大らか・華やか。
庚金の鋼鉄は、五行十干の中で一番硬く冷たい、そして思い「物質」で、性格は頑固でこだわりの強いタイプ・「理論的」な傾向。
庚金を乗り物とイメージした時、丙の太陽が輝くときは、お天気日和の快適な、人生ドライブとなりそうです。
性格や考え方が違う丙と庚は、価値観が全く違うようで、刺激的な相性となりそうですが、お互いを理解しようと思うかどうか?
丙の太陽の陽射しは、庚金を甘えさせる存在となりそうな傾向があり、丙の太陽にとっては理解に苦しむ存在・ストレスを感じる相性かもしれません。
適度な距離を保つことができれば、良好な関係を続けることができるでしょう。
丙の太陽と辛(かのと)金との相性
丙の太陽と辛の宝石との関係です。
丙辛(へいしん)干合して、恋愛状態の気になる「魅力的」な存在。
丙の太陽にとって「辛金」はショーウィンドウに飾られた、「ダイヤモンド」など、グレードの高い宝石。
丙火の太陽は、ショーウィンドウに飾られた宝石を、より輝かせようと陽射しを届けます。
辛金の魅力をより引き立たせようと、頑張ります。
しかし、
プライドの高い「辛」金が丙太陽の気持ちを受け止めてくれないときは、丙の一方的な執着となってしまうかも。
丙の太陽と壬(みずのえ)川との相性
太陽と海や川の関係です。
壬(みずのえ)は「陽の水星」で、川や海がイメージ。
「補映湖海(ほえいこかい)」と表現され、太陽の陽射しが、川や海の水面に反射する風景や、水面から朝陽が昇ったり、夕日が沈むときの美しい自然の風景とされます。
太陽と海、スケールの大きい風景をつくる丙と壬さん。
情熱的な丙の太陽と冷い水・冷静で合理的な壬水は、価値観が真逆の傾向ですから、お互いがいかに寄り添おうとするか?受け入れられるかがポイントになりそうです。
丙の太陽と癸(みずのと)雨との相性
癸(みずのと)は、陰の「水星」で、井戸水や雨がイメージ。
丙の太陽にとっては、雨・雨雲となります。
丙の太陽にとって雨や雨雲は、陽射しを遮る存在、輝きを奪う相手となり、相性はいいとは言えません。
癸水も雨にとっても、太陽のエネルギー次第では、すぐに蒸発してしまいます。
お互いの良さを発揮できない、邪魔をしてしまう存在というところでしょうか。
しかし、
真夏の日照りが続くときは、「恵みの雨」になります。
真冬の寒い季節には、太陽の陽射しはとっても嬉しいですよね。
お互いに相手を思いやることができるかどうか?。
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