こんにちは。「嵐山・占い処の泰 りかです。京都の嵐山で個人鑑定をやっています。
四柱推命に興味がある初心者さんでも占えるように、今回は「十干の変化・干合」について解説します。
陰陽五行・五行の「関係」を理解できるかどうかが、重要な課題となり、覚えなくてはならない基本中の基本となります。
四柱推命は、専門用語が多いので、暗記するしかありません。
できるだけ、解りやすくを心がけています。
旺と多と日主についてのリンクはこちらです↓
干合（かんごう）
時干と日干・日干と月干が陰陽違いの相剋の関係で、陽干が陰干を剋す組み合わせ（甲己・丙辛・戊癸・庚乙・壬丁）を「干合（かんごう）」と言います。
さらに「月支元命」が、「干合」して「変化」する五行が「旺」じている時は、「化格」となります。
命式の八字のうち、上段の4文字を「干」、下段の4文字を「支」とします。
「干合」は、上段の4文字の天干の変化ということになります。
甲と己、
乙と庚、
丙と辛、
丁と壬、
戊と癸、
の5つパターンとなります。
化格の条件・ルール
「干合」が年と日・月と時間や、「月支元命」が干合して変化する五行の「旺」でないときは、変化しません。
隣り合う干同士が、5つのパターンのどれかになるときは、「月支元命」が旺かどうかを確認します。
条件に当てはまる「干」を「旺」の五行の陽干は陽干に、陰干は陰干に変化させます。
「官殺」がある時は「破格」となり「化」しませんが、「印」が日干の近くにあるときは、「官殺」は印と「相生」するので、「官殺」を悪い五行とみません。
しかし、「官殺」が旺じる「大運」は、「破格」となります。
干合の種類は5つ
甲己化土（こうき・かど）
「月支元命」が土旺のとき、甲は戊に己は己となる
乙庚化金（おっこう・かきん）
「月支元命」が金旺のとき、乙は辛に庚は庚となる
丙辛化水（へいしん・かすい）
「月支元命」が水旺のとき、丙は壬に辛は癸となる
丁壬化木（ていじん・かぼく）
木旺のとき、丁は乙に壬は甲となる。
戊癸化火（ぼき・かか）
「月支元命」が火旺のとき、戊は丙に癸は丁となる。
「干合」は5個・暗記しましょう。
陰陽五行説では、陽は男性のこと、陰は女性のことを指します。
相剋の関係で、「剋す（財気）」とは、男性からみた女性の配偶者を表し、「剋される（剋気）」とは、女性からみた男性の配偶者を表すと解説しましたが、「干合」は恋愛や夫婦など男女関係の結びつきを表しています。
この「干合」する組み合わせを陰陽相配（いんようそうはい）と言い、相剋であっても「陰と陰」「陽と陽」の組み合わせを陰陽不配（いんようふはい）と表現します。
干合の象意
後天運で干合する干が巡ってくると、結婚運が上昇すると解釈します。
干合で干が変化すれば、当然、八字のバランスも変化することになり、「日主・日干」が「干合」して変化するときには、いままでの自分とは違う選択・行動をする、とも言われています。
次回は、十二支の変化について、解説します。
まとめ
1.隣り合った干が陰陽の違いで並び、陽が陰を剋す関係、「月支元命」が旺の場合は、干合して変化する。
2.干合する組み合わせは5つ。
3.隣り合っていない場合、旺ではない場合は、変化しない。
4.甲己化土・甲は戊に、己は己。乙庚化金・乙は辛に庚は庚。丙辛化水・丙は壬に、辛は癸に。丁壬化木・丁は乙に、壬は甲に。戊癸化火・戊は丙に、癸は丁に。
5.干合は恋愛や夫婦の結びつきでもある。
6.日主が干合すると今までの自分とは違う行動や選択をすると言われている。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。
命式の相性と相剋の質と量と反剋の記事はこちら
コメント