今回の有名人四柱推命鑑定は、将棋棋士の藤井聡太さんの命式や大運を解かりやすく解説させていただきます。
藤井聡太さん、少し下がり目の穏やかでホワンとした雰囲気を感じさせる人ですが、将棋盤の前では勝負師!藤井聡太さん。
穏やかで優しい眼差しが印象的な好青年とお見受けしていましたが、誕生日は予想外の風景でした。
そして、藤井聡太さんの才能開花には、お母さんの星が大きく影響しています。
お母さんの星とは?
藤井聡太さん2002年7月19日の命式
年 壬午丁 偏財・印綬 帝旺
月 丁未丁 印綬・印綬 衰
日 戊子癸 ・正財 胎 午未
時 癸丑己 正財・劫財 養 寅卯
空亡 午未
戊から他の五行・通変星と意味
戊己(土)・比肩・劫財:自分、兄弟、友人、同僚
庚辛(金)・食神・傷官:自己アピール、表現力
壬癸(水)・偏財・正財:お金、人脈、社交性
甲乙(木)・偏官・正官:自己抑制・仕事
丙丁(火)・偏印・印綬:知性・才能・両親・指導者
藤井聡太さん2002年7月19日の大運
大運は、
6歳から35歳まで「秋」
36歳から65歳まで「冬」
に季節が巡ります。
丁火が午火に「通根(つうこん)して、強い火星となっており
冬運が来ても余程の無茶なことをしない限り、極端な運の変化はないでしょう。
「天才将棋棋士」と呼ばれる、藤井聡太さんですが、
5歳までの大運が丁未(ひのと・ひつじ)。
丁の通変星は「印綬」。
「知性」や「才能」とともに母親の意味があります。
お母さん次第で良くも悪くも、影響が強い時期となっています。
丁・午の火星がしっかりしている命式なので、これ以上の火星は戊土を乾燥させ、いら立ちの基になると想像され、母親は遠くから見守る方が吉に働きます。
藤井聡太さんの母親の教育方針は
「子供が好きなことに取り組む環境を整える」
「子供に好きなことをとことんやらせる」
「静かに見守る」
「余計な口出しはしない」
藤井聡太さんは、幼少期から何かに夢中になると、時間を忘れて没頭するタイプだったそうで、その性格を理解して今盛りに徹したおかあさん、尊敬します^^。
6歳から15歳の幼少期から、戊の比肩運が巡り、自立・独立は早い傾向となり、束縛を嫌い自分で考えて行動する運
自力開運型が巡っていました。
00歳~05歳 丁未・印綬・衰
06歳~ 15歳 戊申・比肩・病
16歳~ 25歳 己酉・劫財・死
26歳~ 35歳 庚戌・食神・墓
36歳~ 45歳 辛亥・傷官・絶
46歳~ 55歳 壬子・偏財・胎
藤井聡太さんの誕生日の風景
藤井聡太さんの誕生日は、戊子(つちのえ・ね)の日。
戊は、「陽」の土星で「山」がイメージ。
戊・未・丑の土星が3個あります
戊の山は、未・丑土・2個の山裾が広大にひろがる高い山、どっしりとして存在感があり、自分のやりたいことは我慢できない、マイペース型。
壬・子・癸の水星が3個あり、大きな川が水量たっぷりと流れています。
丁・午の火星が2個あり、山の地中深くには「マグマ」が潜んでいて、情熱的です。
甲・乙の植物の星が見当たらず、中国の山水画のような切り立った断崖の山が想像され、「孤高の人」?
高い山の上に住む「仙人」?
戊 子(つちのえ・ね)日生まれ
戊は、山がイメージ。
子は12月を表す「陽」の水星。
高くそびえる山は12月の真冬の雪山、富士山やアルプスが想像されます。
雪を冠した「富士山」は美しい山の極み、遠くから眺めるにはきれいですが、冬の雪山登山は厳しいものがあります。
大運・07歳~16歳 戊申・比肩
比肩は、自立独立運。
「比肩」「劫財」運が巡ると、自分で運を切り開く環境を望んで挑戦します。
申は8月を表す「金星」で、初秋の山となります。
また、
申・子・辰の三合水局半会となり、山奥の渓谷を流れていた川が目的地に向かって流れ出します。
2016年・丙申・偏印
丙は陽の火・太陽がイメージ。
戊の山頂から朝陽が覗き、輝きました!
史上最年少・14歳2か月(中学2年生)でプロ入り。
戊から「丙」の通変星は「偏印」。
月柱の丁の「印綬」の基本・正統派に対して、「偏印」個性的・アウトロー、枠にはまらない考え方やセンスなどの才能。
将棋棋士デビュー後、無敗のまま歴代最多記録・29連勝を更新!
日本中から注目される存在となり、将棋ブームの火付け役・立役者となりました。
命式の特徴を生かせるかどうかは、持って生まれた才能に気付き、「印綬」のよい指導者や環境かどうか?
や、才能を使える環境かが大きく影響します。
藤井聡太さんの両親の指導方針は、
『子どもには子どもの時間がある 。大人はそこに立ち入ってはいけない』
を、藤井家のモットーとし、何かに集中している時は、極力、邪魔にならないように、横から余計な口出しをしないようにしてきたとのこと。
口で言うは簡単ですが、たいていの親は自分の価値観を押し付けようとする傾向がありますが、真似たいですね^^。
モンテッソーリ教育
好きなことができるようにと、幼稚園も「モンテッソーリ教育」をしているところを選んだそうです。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は
「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)」が必要である」というものです。大人がすべきことは、子どもに教え込むことではありません。子どもの発達がどのような形ですすんでいくかを知り、子どもを観察し、環境を整えることです。
引用元:https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/thought.html
家では「キュボロ」という三次元で物を考えることや空間認知能力、集中力などが身につくといわれているオモチャですが、
三歳の聡太さんの近くに置いただけ。
聡太さんは興味を示して熱中!、お母様もビックリするような作品を造ったようです。
キュボロ
そして5歳の時にお祖母さんから「スタディ将棋」をプレゼントされ、ルールを教えてもらっただけで、どハマり!
すごいスピードで上達していきました。
スタディ将棋
将棋が上達したのは、好きなことに集中できる環境を整えてきたお母様のサポートに大きく影響。
少し下がり目のおっとりとした雰囲気からは想像できませんが、幼少期から勝ち負けにとってもこだわりの強い、大変な負けず嫌い性格だったようです。
将棋に負けるたびに盤にしがみついて大泣きする姿をお母様は、暖かく見守り、その悔しさに共感しながら盤から離れるのを待ったそうです。
幼稚園のころからの夢は
「しょうぎのめいじんになりたい」
14歳2か月(中学2年生)でプロ入りしてからも、強い目的意識、達成意識の星を持つ彼は、次々と最年少記録を樹立。
2023年、5つの将棋タイトルを保持しながらも、進化の途中のようです。
「年柱空亡」と「月柱空亡」
藤井聡太さんは「年柱空亡」と「月柱空亡」となっています。
これは親から早く離れる・自立して開運すると言われています。
藤井聡太さんは中学2年生でプロになって、高校は中退。
将棋棋士として、対局や取材、CM撮影などいそがしく、経済的に自立しました。
26歳~ 35歳 庚戌・食神・墓
月柱の丁未と時間の癸丑は天戦地冲
藤井聡太さんは、将来は対局だけでなく、将棋の魅力を広く伝える活動をしたいとのこと。
印綬
藤井聡太さんは、常に何かを学んで自分を磨きたい「印綬(いんじゅ)」を年柱と月柱に持っています。
戊から「印綬」は丙・丁の火星。
土を暖めて、豊かな土壌とする知性の星は、「知識欲旺盛」
「学びたい」という気持ちにブレーキをかけてはいけません。
インタビューを拝見すると、中学生とは思えないほど落ち着きがあって、大人顔負け。
謙虚な受け答えと豊かな語彙に驚かされます。
小学生の頃から大人向けの本や新聞なども読んでいて、その読書量はすごいものだそうで、
読書だけではなく、各地の積雪量のチェック、鉄道ファン、テンパズルなどが趣味。
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